2019.6.16  摩利支天 徳大寺

6月16日は亡き母の誕生日ということで、宝泉寺(金沢市)、禅居庵(京都市東山区)と並び、日本三大摩利支天の1つと称される摩利支天 徳大寺(日蓮宗・妙宣山)に参詣させていただきました。
大河ドラマで山本勘助が肌身離さず付けていたものとして、摩利支天ペンダントお守りが登場したり、フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー」で栖雲寺(甲州市)の摩利支天掛軸が紹介されたりと、摩利支天が広く知られたところとなりました。

ちなみに日蓮大聖人は『四条金吾釈迦仏供養事』で「大日天子居し給ふ。(略) 前には摩利支天女まします」と、摩利支天を天女として受けとり、日天信仰の内に組み入れられたようですが、徳大寺に奉置される摩利支天像は頭髪を逆立て、左手を開いて前方にかかげ、右手に剣を持ち、走るイノシシの上に立つというもの。諸難を退け勝利に導く、武門の護り厚き守護神。

徳大寺ホームページより

場所はアメ横・二木の菓子のお隣にある浄行菩薩像が目印です。

数歩先に進むと、階段が見え、登って行くと狛犬がお出迎え。

まずは境内右側から、「力の亥」像。

日蓮大聖人説法像

七面大明神

七面天女とも呼ばれ、日蓮宗系において法華経を守護する女神とされる。
当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになる。

石橋稲荷

境内左側に回ると、緑美しい小さい井戸とベンチがあり、僅かながらくつろげます。

本堂脇には6月ならではかアジサイが。

本堂正面に掲げられている扁額「威光殿」は、吉田茂元首相の揮毫によるもの。

本堂内は撮影禁止ですので、撮影しませんでしたが、入ってすぐ左にも浄行菩薩像がご安置されています。
普段は御簾が掛かっており、縁日である「亥の日」以外にご開帳されません。正面には摩利支天像、右には鬼子母神像、左には十界大曼荼羅御本尊がご安置。
閉門は18:30なので、参詣される方はお早めにどうぞ。

2024年5月10日、新たな授与所が完成したとのことです。