6月16日は亡き母の誕生日ということで、宝泉寺(金沢市)、禅居庵(京都市東山区)と並び、日本三大摩利支天の1つと称される摩利支天 徳大寺(日蓮宗・妙宣山)に参詣させていただきました。
大河ドラマで山本勘助が肌身離さず付けていたものとして、摩利支天ペンダントお守りが登場したり、フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー」で栖雲寺(甲州市)の摩利支天掛軸が紹介されたりと、摩利支天が広く知られたところとなりました。
ちなみに日蓮大聖人は『四条金吾釈迦仏供養事』で「大日天子居し給ふ。(略) 前には摩利支天女まします」と、摩利支天を天女として受けとり、日天信仰の内に組み入れられたようですが、徳大寺に奉置される摩利支天像は頭髪を逆立て、左手を開いて前方にかかげ、右手に剣を持ち、走るイノシシの上に立つというもの。諸難を退け勝利に導く、武門の護り厚き守護神。
場所はアメ横・二木の菓子のお隣にある浄行菩薩像が目印です。
数歩先に進むと、階段が見え、登って行くと狛犬がお出迎え。
まずは境内右側から、「力の亥」像。
日蓮大聖人説法像
七面大明神
石橋稲荷
境内左側に回ると、緑美しい小さい井戸とベンチがあり、僅かながらくつろげます。
本堂脇には6月ならではかアジサイが。
本堂正面に掲げられている扁額「威光殿」は、吉田茂元首相の揮毫によるもの。
本堂内は撮影禁止ですので、撮影しませんでしたが、入ってすぐ左にも浄行菩薩像がご安置されています。
普段は御簾が掛かっており、縁日である「亥の日」以外にご開帳されません。正面には摩利支天像、右には鬼子母神像、左には十界大曼荼羅御本尊がご安置。
閉門は18:30なので、参詣される方はお早めにどうぞ。
2024年5月10日、新たな授与所が完成したとのことです。