同一労働同一賃金

私は契約社員として働いています。正社員と同じく、週5日フルタイムでチームの責任者として、働いていますが、給料等は私の方が低くなっています。仕方がないのでしょうか。

 

不合理な待遇差は禁止
「同一労働同一賃金」というルールがあります。
正社員とそれ以外の社員との不合理な待遇の差をなくすためのものです。
もし、正社員と同じ労働をして責任も同じなのに、差別的な扱いをされているとすれば、雇い主はルールに違反している可能性があります。

そもそも「同一労働」していると言えるのか
正社員と全く同じ条件で仕事をして、同じ責任を持たされているのであれば同一労働といえる可能性があります。
ただし、「同一労働」といえるかは、業務の内容だけでなく、責任の程度職種の変更転勤の有無や範囲等、さまざまな要素が考慮されます。

「同一労働」をしているといえれば、賞与や他の手当を正社員と同様にもらえることになるのか
基本給の他、賞与や他の諸手当も、このルールが適用されますが、これらはさまざまな要素で決まるものなので、差が生じることが不合理でないこともあります。

休憩室が正社員だけしか利用できないことも不満で、不平等と感じるが
支給される金銭にとどまらず、休憩室の利用や、社員教育などにおいても、不合理な差別をすることは許されません。

自分の待遇が正社員と違う理由を聞いたら、雇い主は教えてくれるのか
法律により、短時間労働者・有期雇用労働者から説明を求められた場合は、内容の説明をしなければなりません。
またそれに対して、減給契約更新拒否等の不利益な扱いをすることも禁止されています。

スムーズに話し合いができない場合はどうすればよいのか
都道府県労働局による援助制度や、調停を利用して、解決を図ることができます。