「なぜ社労士と心理カウンセラーなのか」
「なぜ医療と法律なのか」
「なぜエンタメという無関係なものを入れるのか」
等々というご質問が、様々な方々から寄せられます。
これらの選択には、私の幼少期からの体験が強く影響しています。
詳細は以下、全4回にわたる『自己経歴書』に記してありますので、それをお読みいただければ、その背景をご理解いただけることでしょう。
喘息の発作により臨死状態
3歳の頃、気管支喘息と診断されて以降、喘息の苦しみに悩まされていました。
後に母から聞いた話によれば、私が小学校3~4年生の時、喘息の発作で呼吸が止まり、もはや助からないだろうと思われる状況に陥りました。
その際、母は必死に親戚に連絡を取り、私の葬式の日取りを相談していたとのことです。
しかし、母は最後の望みとして私に水を飲ませ、その結果、喉に詰まっていた痰が下に流れ、呼吸が戻ったのです。
その後、喘息を克服するための泊まり込みの喘息キャンプに参加する機会がありました。
このキャンプは千葉県の九十九里で行われ、そこで私は海の雄大さに圧倒され癒やされる経験をしました。
それがきっかけで海好きになりました。
喘息の体験談を地域で共有する中で、多くの人々が興味を示し、各地から体験談を話してほしいと声がかかるようになりました。
中学生の頃から、東京や千葉など首都圏の様々な場所で、喘息にまつわる経験を語る機会を得ました。
セミナー/講演依頼
剣によって救われる
一命をとりとめたものの、依然として虚弱な体質であり、体育の授業はほとんど見学することになりました。
このままではまずいと思い、体質改善のために何かスポーツを始めることを考えました。
元々時代劇好きであり、自分も剣を習ってみたいという思いに駆られ、小学5年生の頃に地域の剣友会に入門しました。
時代劇といえば必殺シリーズが私の大好きな作品であり、テレビシリーズも劇場版も全て見ました。
必殺ファンの方は共感していただけると思いますが、特に必殺仕業人の時の中村主水の冴え渡る剣技には、思わず見とれてしまいます。
地域には伝統派空手の道場もありまして、空手は見る分には良いのですが、実際にやるとなると恐怖心がありました。
そこで、剣道ならば防具を着けているからまだ安全だろうと思い、剣道を選択しました。
しかし、面は脳天に当たると目から火花が散るような衝撃がありますし、小手は意外に薄く、衝撃がダイレクトに伝わります。
胴も防具でカバーされていない部分に当たると、たとえ道着を着ていてもケガをしてしまうことがありました。
毎回、どこかしらアザを作って帰ってきたものです。
道場では靴の脱ぎ方から日常の振る舞いまで、かなり厳しく指導されました。
しかしその厳しさがなければ、私はもっと偏屈で歪んだ性格になっていたかもしれません。
週に2日、準備運動を含めて2時間、休憩なしで稽古をし、有段者はさらに1時間、休憩なしで稽古を重ねる、激しく厳しい道場でしたが、高校2年生の時に初段を取得し、自信をつけることができました。
剣道のおかげで体質改善にも成功し、文字通り、剣によって救われたと感じています。
道場に加え、部活や体育の授業でも剣道を選択したため、20歳頃まで剣道三昧の日々を過ごしました。
これらの経験から、「健康」と「いかに生きるべきか」という私の重要なテーマについて、深く強く意識するようになりました。
なぜエンタメを取り入れるのか
先程、必殺シリーズの話題が出てきましたが、私はカウンセリングの一環として、エンタメを取り入れています。
エンタメを取り入れることはカウンセリングにおいて非常に有益な方法です。
エンタメはクライアントの気を引き、リラックスさせ、心を開かせる助けになることがあります。
以下に、エンタメをカウンセリングに取り入れる際のいくつかの方法を挙げてみます。
1. 映画やテレビ番組の使用:感情的なシーンやキャラクターの物語を通じて、クライアントが自分の感情や状況に共感したり、理解したりすることができます。特定のシーンや物語を共有し、それをきっかけにクライアントとの対話を深めることができます。
2. アートセラピー:クライアントにアートを通じて自己表現させることで、無意識や深層心理にアクセスし、感情の解放や理解を促進することができます。
3. 音楽療法:音楽を通じてクライアントの感情を表現させたり、リラックスさせたりすることができます。特定の楽曲を共有して、その歌詞やメロディに対するクライアントの反応を聞くことで、彼らの心の状態を理解しやすくなります。
4. 文学や詩の使用:クライアントに心に響く詩や文学作品を読んでもらい、それに対する感想や共感を共有することで、自己理解や感情の整理を促進できます。
ただし、エンタメを取り入れる際には、クライアントの興味や好み、トリガーとなる可能性がある内容に配慮する必要があります。
また、エンタメを使用しても本質的な問題にアプローチできるよう、カウンセリングの目的を見失わないようにすることが重要です。
臨床的なプロフェッショナルであるカウンセラーが、適切なタイミングと方法でエンタメを取り入れることで、クライアントのセラピーの効果を高めることができるでしょう。
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