PCR検査の限界:防疫には不向き

「PCRでインフルエンザがオミクロン株として判定されている」とする主張がありますが、レアケースとしてはあるでしょうが、それこそ非科学です。
ウイルス干渉で、インフルエンザは現在、いなくなりました。
これも極めてレアケースですが、確かに2つのウイルスに同時感染した人が発見されています。
それ自体、可能性としてはありえることですが、インフルエンザに感染し、同時にコロナに暴露しただけでコロナ陽性になる場合もあります。
いずれにしてもそのようなレアケースが主たる理由とはなりえません。
また、コロナ騒動当初から「コロナは存在しない」などと主張をする者がおりますが、分離なんてほとんどのウイルスでできていないわけですから、それだけではコロナウイルスがいないことにはなりません。
では、PCRの有益性をデータから考察してみましょう。
2020年、世界を分析したと言う論文ではスロバキアやスロベニアも入っており、どちらもマスクが~と主張しておりましたけど、その後、どうなったでしょう。
ウイルスの侵入時期が遅かっただけで、結果は最悪です。

次に、スロバキア及びスロベニアを欧州と比較してみましょう。
いかがでしょう、初期は確かに両国とも感染が少ないですが、継続してマスク義務なのに、あっという間に逆転です。
ワクチン接種以前の増加なのでワクチンが原因ではありません。
両国は観光地とも言えず、ただウイルスの侵入が遅れただけです。
そして、後からマスクの効果ではないとわかっても、誰も責任は取らない。

この二国は他にも非常に面白いことが見て取れます。
全く検査数が違う。
スロバキアは極端に厳しくて検査数が多く、スロベニアはドイツとほぼ同程度。
しかし、感染総数はどちらも似たようなもので、欧州の中でも最悪レベル。
検査なんて無意味ということです。

以上、他国より圧倒的に検査を多くし、国民全員を検査して防疫しようとしたスロバキアは大失敗。
ワクチンを多く接種して防疫しようとしたスロベニアは免疫不全が増えて大失敗。
両国ともマスク義務でEU平均より大幅に悪い結果。
ノーマスクのフィンランドは欧州最高クラスに好結果。

フィンランドは永らくスロベニアより多く検査していましたが、最近、スロベニアは検査を増やし、やや抜いた程度のこと。

これほど検査数が違っても、スロバキアとスロベニアの被害は2年間同程度でした。
つまり、PCR陽性を受けての隔離などは何の意味もないということです。
原因によって薬の処方が違いますので、例えばイベルメクチンの処方をする際などの判定基準程度にはなりますので、それには意味があると言えますが、検査を防疫に使うなどありえません。
検査は症状がある人の判別だけにすれば良いのではないでしょうか。
インフルエンザの抗原検査の精度は62.3%でしたが、PCRはかなり正確です。
コロナがいないのに陽性判定が出るのは手技の問題などでなければ可能性が低いです。
PCRが問題なのは、どこのCt値の立ち上がりから陽性とするかによって、極端に少ないウイルス量でも陽性となることと、感染性のあるウイルスなのかどうかの判別ができないことです。
ですので、スロバキアのように国民全員を検査したりすると、EU平均より異常にコロナで死んだことになりますし、なぜスロバキア人だけそんなに感染してるのか?という話になるのです。

PCRの使い方が間違っているだけのことです。