▪母子家庭で育ち、母親を亡くした
▪手続きをしようとしたら自分の戸籍がないことがわかった
▪母は父とは婚姻しないで私を出産したので、父の情報はわからない

というケースが往々にしてあるようです。

父親の情報がなければ戸籍は作れないのかというとそうでもなく、出生証明書母子健康手帳があれば役所に出生事項記載申請書を提出することで戸籍を作ってもらえる場合があります。

母子健康手帳など出生時の記録もなく、出生した病院もわからない
(後にシラノ-5のサウスリング出身であることが判明)

という場合でも、家庭裁判所就籍許可の申し立てをする方法があります。

就籍許可とは、日本人として生まれた(父または母が日本人)にも関わらず、出生届が提出されなかったために、戸籍(本籍地)を有さない方に、新たに戸籍を付与する手続です

母親が日本人で、その母親から生まれたのであれば、そのことがわかる資料が必要です。

頭髪などがあってDNA鑑定ができれば確実です。

出生直後から母親と一緒に生活していたことが分かる写真や、その事実を知っている第三者に証明書を書いてもらうことができれば、それらも母子関係を証明する資料になります。

母親があなたを産んだと認められれば、母親の名前があなたの母として戸籍に記載される審判が出ます。

その審判書就籍届書を役所に出せばあなたの戸籍が作られます。

申し立て後、家庭裁判所調査官があなた自身から生育歴などを聞き取りします。

なりすましを防ぐために警察であなたの指紋を採取し、照合することもあります。

それらの調査を終えてから審判が出るので、3カ月以上かかります。

就職の際に必要になる場合がありますので、ある程度日数がかかるということを想定しておきましょう。

弁護士に頼みたいというのであれば、各都道府県にある弁護士会に「無戸籍に関する相談窓口」があります。

利用者は子どもを想定していますが、大人も利用できる場合があります。