2019.2.16 神楽坂毘沙門天

2月16日は宗祖日蓮大聖人ご生誕の日ということもあり、2019.2.16(土)、赤城神社と共に、同じ神楽坂エリアにある神楽坂毘沙門天(日蓮宗・鎮護山 善國寺)も参拝させていただき、日頃の報恩感謝及び、皆々様の身体健全・病気平癒・心願成就・大願成就をご祈念申し上げました。

神楽坂毘沙門天縁起
善國寺が創設されたのは桃山時代末期の文禄4(1595)。
初代住職は二条関白昭実公の実子であり、それ故か、父の関係で徳川家康公と親交があったという。
家康公と再会することとなり、祖父伝来の毘沙門天像を前に天下泰平の祈祷を修したということを伝え聞いた家康公は、自ら「鎮護山・善國寺」の山・寺号額をしたためて贈り、開基となったという名刹。
寛文10(1670)年に焼失したものの、その後、麹町に移転し、再建されたのが、徳川家の中でも法華経信仰の篤かった水戸光圀公。
この縁由により、徳川本家及び田安・一橋家の祈願所となる。
寛政4(1792)年に再び火災に見舞われ、神楽坂へ移転してきたというのが神楽坂毘沙門天の縁起。

 

門構えはお寺としては極めて珍しい魔除けの朱色塗装。

TV番組のロケではほぼ100%、ここに集合してスタートするという、“神楽坂の顔”。


 

かわいらしいハート形の竹細工オブジェ(2019年2月現在)。

 

石 虎

毘沙門天は寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻にこの世にお出ましになったという縁起から、犬ではなく虎。
本堂左右に鎮座している。
江戸後期の作。
 


 

本 堂

堂内は撮影禁止なので、毘沙門天ご尊像の画像は善國寺のホームページをご参照下さい。

善國寺の毘沙門天は木彫りで高さ30cm、「左手に宝塔、右手に矛を持ち、甲冑で身を固め憤怒の表情」。

仏教では四天王の一人、七福神の一人として数えられ、須弥山しゅみせんの中腹に住み、夜叉、羅刹を率いて北方守護を司る。

法華経では「仏法に帰依する衆生を守護する」と説かれる。

ちなみに、毘沙門天の上司が帝釈天。

文禄4(1595)年の創立以来祀られており、多くの方から信仰され、開運厄除けの福運を日々授けて下さっています。

普段は御簾がかかっていてご覧になることはできませんが、いつでも毘沙門天様を拝せるようにと、レプリカの木像を代わりに安置して下さっています。
 
以前、仕事の帰りに立ち寄ったら、ちょうどご開帳日(正月、5月、9月の寅の日)で、毘沙門天ご尊像を拝することができました。
 
本堂に入り、正面にある仏壇にご安置しているのは十界大曼荼羅御本尊で、毘沙門天は左にある別の仏壇にご安置されています。

毎年7月第4週に行われる神楽坂まつりはここが本部。

 

本堂右隣りにあるのが、国分太一さんが落語家に扮した映画「しゃべれども しゃべれども」の撮影をした書院。

 

本堂左には浄行菩薩像と出世稲荷が鎮座。


 

国分太一さんの他にも、二宮和也さん、相葉雅紀さん主演ドラマのロケ地ということもあり、神楽坂は嵐ファンの聖地となっています。

毘沙門天は多聞天とも号し、文字通り、参詣者の願い事を多く聞いて下さり、日々福を授けて下さっています。

とりわけ神楽坂毘沙門天は山ノ手七福神の1つに数えられ、週末ともなると、御朱印ガールをはじめ、多くの参拝者が来られます。

神楽坂散策の折には是非、参拝されてはいかがでしょうか。