保棺料が発生する場合あり
法律で24時間は⽕葬してはいけないと決まっていますし、友引は斎場が休業日。その間、棺にドライアイスを大量に入れて斎場に遺体を保棺していただくことになりますので、保棺料が発生します。
母は木曜日の15時32分に他界。24時間は法的に⽕葬不可。24時間経過後はどうかというと、斎場の火葬受付時間を過ぎてしまうので不可。翌々日は友引で斎場が休み。⽕葬は⽇曜⽇の午前9時からとなりました。時間帯と暦(六曜)によっては母のように数日分の保棺料が発生する場合がありますので、注意が必要です。
終活されている方はお早めに
仏教的には本来はお葬式も戒名も位牌も必要なのでしょうが、母はそういうのは不要であるという考えで、⺟の遺⾔は「直葬希望、通夜・告別式なし、葬式無⽤、戒名不要、位牌無⽤」でしたので、その通りに行いました。形態としては家族葬という形になりました。母と仲の良かったご近所の方が2名、駆けつけてくださいました。
余談ですが、母の父は「浄行菩薩」と、釈迦に砂の餅を供養した功徳により後世で阿育大王になった「得勝童子」を組み合わせた「浄行得勝信士」という立派な戒名をいただきました。昔、塔婆供養に行ったら、ご住職から、「どういう身分の方ですか?」と、怪訝な顔をされたことがあります。
宗派によって異なるでしょうが、まずシキミを⼊れ、母が好きだった深紅のバラ、⽩のカスミソウ、コチョウラン等、⾊とりどりの花を棺に納めました。
お墓は母が生前から葬儀社の社長さんと相談して、永代供養で納骨堂に入る権利を購⼊していたので、その点は安心でした。がん患者は容体が急変する可能性がありますので、特にがん患者さんで終活されている方は、早い段階から、通夜、告別式、葬儀、お墓、戒名、位牌等々、細かいところまで決めておいたほうがよろしいです。
ちなみに過去帳は、過去帳本体の料⾦と中⾝を書く料⾦は別なのだそうです。宗派によって異なるでしょうが、母の場合、合計で1万円くらいでした。