社労士を選んだ動機及び社労士試験必勝勉強法

私が社労士を選んだ動機についてもよくご質問をいただくのですが、当時、私が勤めていた職場の上司に、社労士有資格者の方がいました。さしたる将来の目標もなく、職場と家を往復するだけの生活を送っていた私を見かねてのことだったと推測しますが、社労士の資格取得を勧めてくださいました。また、私が法学部出身であるという経歴も踏まえ、資格取得を勧めたというのもあるかもしれません。

ある日、上司から、「日曜日に自分が通っていた資格スクールのセミナーがあるから一緒に行かないか?」と誘われました。恥ずかしながら、当時の私は、社労士なる資格があるということすら知りませんでした。
セミナーに参加してみると、社労士は、労働社会保険諸法令という、働く人々の生活に密接な法律を扱う専門家であることを知り、興味が湧きました。また、法学部出身ということで、法律関連の資格を1つくらい取得しておきたいという俗世的な動機もありました。結局、その上司とは別の資格スクールに通うことになりましたが、社労士試験合格という、新たな目標が定まりました。

現在は社労士会を退会してしまいましたので、社労士の独占業務である書類作成・提出代行等々は行っておりません。しかし、上司に誘われて参加したセミナーで、社労士の仕事内容や試験の概要を理解することができ、大変有意義な経験となりました。資格取得を目指す方は、まずは気軽にセミナーに参加されてみてはいかがでしょうか。将来のキャリアプランを考えるヒントにもなるかもしれません。

試験勉強開始からは合格まで、4年の歳月を要してしまいました。しかし、働きながら資格スクールに通い、勉強と仕事の両立に苦労した経験は、私にとってかけがえのない財産です。同じように社労士試験を目指す方々のお役に立てればと思い、合格した年の勉強方法を全17回にわたってまとめましたので、下記リンクからご覧ください。私の経験が、皆様の合格への道標となることを願っております。