巷ではイベルメクチンがもてはやされているようですが、上記、石井仁平先生のご指摘の通り、薬にはリスクがあります。
耐性菌はないという話ですが、それはわかっている範囲でのことであり、イベルメクチンは催奇形性の副作用があります。
一時的ならともかく、常用は禁忌です。
特に予防目的で妊婦が服用したら、大変なことになるのは確実です。
医師はほぼ全ての人間が知っていながら薬の負の面を無視します。
北里系であれば、大村智氏が開発したイベルメクチンを礼賛するのは当たり前のことで、大事なことは権威を保つことと信者を増やすことです。
何が目的かということを常に考えることが大切です。
元から9割以上、根拠がないのが医学。
そういうビジネスなわけですから、根本を理解しないと何度でも騙されます。
効果に関してまで否定はしませんが、それはあくまで発症直後に飲んだ場合のみです。
そこは論文のデータでもわかります。
それゆえに予防で飲むという話になってくるのでしょうが、予防で飲むなら臓器に負担をかけるだけでキリがありません。
ポルトガルでは2021年2月末からイベルメクチンを使用し、死者が減ったと一部で報道されました。
確かに2021年3月~5月当たりだけを見るとスペインの半分も死者が出ていません。
しかし、元々スペインよりポルトガルのほうが死者が多いわけですし、その後を比べても、死者を減らすことはできておりません。
イベルメクチンが他と違うのは、効果が多少あるかもしれないということと、圧倒的に害が小さいということだけです。
しかし、催奇形性もあり、肝臓に負担をかけるのは紛れもない事実であり、無駄に下痢にもなる。
無症状なのに飲む理由はなく、死者を減らすような効果はありません。